宇佐もん工房のブログ

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カツオのたたきの由来って?

カツオのたたき。高知の名物筆頭と言っていいでしょう。全国どこでも通じるくらい有名ですね。県外からの旅行者の方にも大人気です。

 

しかしこのカツオのたたきの由来というのはあまり知られていないのでは?と思ったので、簡単にご紹介します:D

 

 

▼由来は諸説あり

さてカツオのたたきの由来ですが、これには諸説あります。代表的なものを4つ紹介しましょう☆

 

 

▼刺し身禁止令をすり抜けるために作られた説

江戸時代初期、山内一豊という武将が土佐の国を治めていた頃のことです。かつおの刺身を食べることで食中毒にかかる民が多かったことを受け、刺し身を食べることを禁止する御触れが出ました。それに対し民衆はカツオの表面を焼くという行動に出ます。「表面が焼いてあるのだから刺し身ではなく焼き魚である」という理屈ですね。これが生の刺し身より美味しかったがために、禁止令が解除されてからも料理法として残り続けたという説です。

 

 

▼漁師のまかない料理説

カツオ漁師たちが獲れたばかりのカツオを船上で炙って食べていたとする説。炙った後に塩を「たたき」込んで食べていたことから「たたき」という名前になったというものです。炙るのは臭いを消すためだったとされています。

 

 

▼アクセントをつけるために焼いてみた説

大漁の際、味にアクセントをつけるため試しに焼いてみたら、思いのほか美味しかったという説。戦国武将である長宗我部元親高知県東部(現在の安芸近辺)でカツオの大漁に出くわした際、藁で半焼にして食べたという記述が残っているそうです。

 

 

▼西洋人のためのステーキの代わりとして作られた説

明治維新により来高するようになった西洋人に食べさせるため、肉のステーキの代わりにカツオを半焼きにしたという説。ただしこれは歴史的事実と照らし合わせると少し無理があるようです。

 

 

色々な説があり本当のことはわかりませんが、裏を返せばそれだけ、高知県民のカツオに対する思いが強いと言えますね!県外から高知に来てカツオのたたきを食べる時は、ぜひその由来についてお店の人や隣の席の人に聞いてみてください:D